【第45話】相互支援の姿勢が組織と社員を守る

s fuhei

 

 

先日の経営相談からの事例です。

 

社員から退職の意思表示を受けているというある経営者様からのご相談。

 

「お世話になった社長には申し訳ないが、株主の会社や社員に対する姿勢・考え方には納得がいかない、

この先も株主の姿勢が変わらないのであれば退職したいと相談を受けている。」との内容。

 

社員から見ると、この社長以外の株主は会社を私物化していると感じる部分がある様子。

 

その社員の慰留に悩み、

また連鎖的に退職者が増えることを懸念しているという。

 

 

 

 

この場合、今の状態であればどうなるかと言うと、

間違いなく起きるのは、社員のモチベーションの低下。

 

 

株主を見て、自分の保身に走る姿を見て、

「世の中ってこんなものなんだ、やってられない」と誤解して

 

同じように社員も保身に走り始める。

 

 

「自分さえ良ければいい」

「自分が損するのは嫌だ」

 

・・・このような、自己保身のための態度や発言が増えていく。

 

 

やがて、それは社内に蔓延し、

目に見えない「社風」になり、

組織力は低くなっていく。

 

 

 

つまり、

社員のモチベーションが下がった状態を放置しておくと、

長期的に見た場合、組織の生産性はどんどん落ちていく。

 

 

 

どういうことかというと、

 

経営側が私利私欲に走るほど、

社員も私利私欲に走っていくので、

 

 

結果的にいいチームはできなくなるし、

皆の生産性が落ちていく。

 

 

社内でミスやトラブル、問題が起きてくる、

そこに対して、皆が自己保身に走って、

 

他責にする風土が蔓延する。

 

 

やがて、社員の心が病んだり、退職者が多くなる。

 

 

 

 

・・・すると、

 

結果的に、何が起きるかと言うと、

 

「自分の身が守れなくなる。」

 

 

 

実は、目先の利益を求めるほど、

本当の価値を提供できなくなるからです。

 

 

「利益」はただの結果であり、

本当に提供する価値は「お客様の喜びや感動」。

 

 

そこに気持ちが向かわずに、

「自己保身」に気持ちが向いてしまうから。

 

 

つまり、自分たちの生産性・効率を高めようと、

 

 

提供価値にやる気のある人たちが集まると

自分から生産性を高めようとするが、

 

 

提供価値にやる気のない人たちが集まると、

自分の都合のいいように会社の利益を使ったり、

会社の経営資源も自分のために使ってしまう人が出てくる。

 

 

 

すると、

結果的に会社の中に無駄が起きたり、

あとは、相互支援で助け合わないから、これがまたコストになってしまう。

 

 

 

会社の中の無駄とは、例えば、

同じようなことを、別の人や部門がやっていたり、

 

個人個人が情報を出さなくなって、

二度手間になったり。

 

 

会社として仕事をしているのに、

結局個人の集積にしかならず、

相乗効果が発揮されない。

 

 

お互いに助け合わないから、情報も共有化されない。

業務に隙間ができ、ミスロスも増えてしまう。

 

 

 

このようなものを防止するには、何が必要なのか?

 

それは、会社の「目的」を社員といつも共有しておくこと。

「我々はどんな価値を提供する会社なのか?」

 

その提供価値にベクトルが揃っているからこそ、

相互支援型の組織風土になり、マネジメントが機能します。

 

 

 

ご相談いただいた経営者様には、

 

「今からでも、組織の理想像・夢を伝えていきましょう」と

お伝えしています。

 

 

「今さら」と「今から」。

姿勢として、どちらを持つか。

 

 

仕事に対する姿勢や考え方を共有していく努力。

 

そのための時間をマネジメントの中で

リーダーはどのくらい確保していますか?

 

 

 

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2018年07月17日
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