【第57話】働き方の「判断基準」とは

shienkoudou

ある経営者様との会話の中でこんなことを聞いた。

 

 

「創業時、数人で始めた事業の頃と違って、

思わぬことを言ってくれる社員が出てきた」

 

ある社員が、有給休暇を10日連続で取ろうと

申請書を上げてきたという。

 

もちろん、そこは会社としては妨げられない。

 

 

しかし、その申請が社内回覧で回ってきたときに、

「これはどうしたものか」・・・と少し考えた。

 

それは、幹部がそれを承認していたからだ。

 

 

今までは、

「社内の常識」

「社会人としての常識」

「暗黙の了解」

 

のような不文律があって、

 

休んだら周りの仲間に迷惑がかかる、と考え

10連休の有給休暇申請などなかったのだろう。

 

 

そこで、その幹部に承認して大丈夫なのかと聞いてみた。

 

すると・・・

 

「まず彼は日頃から人一倍、

周囲の仲間を気遣って仕事をしています。」

 

「仲間からの信頼が厚い人材です。」

 

そんな彼が、家庭の事情で休みたい旨を相談したら、

周りの仲間は、「今度は我々が助ける番だ」と、

 

「安心して休んで、いってこい」と

送り出したという。

 

 

彼の部署では、そのような

支え合う人間関係ができているようだ。

 

幹部は、

 

「休暇中の事前段取りは十分やって、

業務に支障を絶対に出さないこと」

 

を条件に、10連休を承認したという。

 

 

 

その事情を聞いて、

 

経営者としては、気持ちよく送り出していこう、と決めたとのこと。

 

それで休暇から帰ってきたら、

「また、一所懸命働こう」という気持ちになってくれれば良いのです。

 

・・・と、笑顔で話をされていた。

 

 

 

 

では、自分自身の会社で

こういうケースが起きた時、

 

一体、どう判断したらいいのか。

 

あなたは、どう考えますか?

 

 

私は、こう考える。

 

・・・それは、

「企業理念に照らして、判断する。」

 

 

つまり、

会社は、何のためにあって、

何のために、社員は働くのか。

 

それを示しているものが「企業理念」。

 

 

その実現に向けて、社員が自ら成長し、

 

お互いに相互支援し、

教えあい、育てあい、支え合い、

 

自由闊達に、日々の仕事に向かえば良い。

 

 

 

だからこそ、会社では

そこで働く社員が幸せになることが

 

大切な目的ではないかと考えている。

 

 

本人にとって大切なライフイベントを、

仲間同士が、支援して上げられる。

 

そんな、大切な職場を

社員は自ら守っていこうとする。

 

 

売り上げや利益は仕事の目的ではなく、

職場を守る最低限の目安でしかない。

 

 

幹部がその大切な目的からぶれず、

 

社員が幸せに働き、さらに仲間との信頼関係、

さらにチームワークも良くなり、

 

 

それが良い仕事につながると考えていることが、

 

この企業の素晴らしいところではないかと思う。

 

 

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2019年07月20日
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