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コラム
【第26話】日報を社員の成長に活用する一工夫(2)
2018.08.06
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前回からの続きです。
社員は、毎日、
「日報を書いている」か、それとも「日報を書かされている」か。
本音ではどう思っているか、という違いをよ〜く見てみてください。
あなたの会社では、どちらのタイプが多いでしょうか?
「日報を書かされている」、というタイプの社員が多い場合には、
その上司は、
毎日、「日報を書かせている」という認識でいる場合が多いのです。
上司が「管理するために書かせている」という視点でしか、
日報を認識していない場合、
社員は「書かされている」と感じるものです。
書かされている、と感じるのは、
そこに「自分のために」の視点がないから。
それは、自己成長の視点です。
「個人成長」であり、「個の質」の向上の視点です。
上司の報告のために、日報を書くことにプラスして、
自分の成長ができる振り返りの視点を加えることがポイントです。
振り返りのポイントは、
上司ほか、他人に向けて書く日報か?自分に向けて書く日報か?という視点。
そもそも「日報」は、
自分に向けて書くものではないケースが多いものです。
当たり前ですよね。
でも、それだけでは、勿体無い。
大切な一工夫とは、
日報を「自分に向けて書く」こと。
1行でもいいのです。
自分が今日、よくできたと思うことや、
自分が成長するために「次はこうしよう」という気づき。
ただし、これを「本音」で書かなければ意味はないです。
上司に「いいかっこ」を見せようとして、
人の目を意識して、
本音を書かなければ、成長にはつながりません。
自分に向けて書くのであれば、
日報の中に、「振り返り」の要素を盛り込むことが有効で、
自分自身が本日の出来事に本音で向き合うことで、
出来事を客観冷静に評価し、次回に向けての改善点、
「一工夫すること」を見いだすことができれば、
成長できる可能性が広がります。
あなたの会社の日報は
ただの報告業務か?
それとも社員の成長のためのものか?
この目的によって内容を変化させていくことが大切です。
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株式会社トゥルーチームコンサルティング
代表取締役/一般社団法人 自走式組織協会
代表理事
吉野 創(よしの はじめ)
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