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【第67話】自走式組織(R)にする社員の努力とは

2022.01.19

こんにちは。

自走式組織(R)プロデューサーの吉野です。

経営の目的は、「売上や利益」から変化し、

「働く人の幸せを追求する経営」へ。

これを「新機軸」の経営と呼んでいますが、

では、この「新機軸」の経営を、

どのように浸透していくかです。

そのキーとなるものが、

働く人の「仕事に対する考え方や姿勢」です。

経営側も、「経営の目的」は

「働く人の幸せを追求する経営」だと、

伝えていく努力が必要ですが、

同様に受け手側、

つまり社員側にも努力が必要になります。

では、社員側はどんな努力が必要なのか。

今回はそのお話をしていきます。

経営目的が社員に理解されておらず、

浸透もしていない場合、

会社では仕事観のギャップから

さまざまな問題が起きてしまいます。

では、経営者と従業員間にある

仕事観のギャップを解消するために、

どんな対策が必要となるのか。

ある会社のケースを例にして

お話ししていきましょう。

その会社に在籍している社員は、

皆社長の思いに共感して入社しました。

しかし、環境が変化し、

今後の事業構想に対して

従業員皆から反対を受けており、

従業員のモチベーションは下がっている状態。

このような状態のままでいると、

会社のベクトルは揃わず、消耗して

今より悪い状態になることは

目に見えています。

・・・ここで大切な視点とは、

事業構想に関して、その必要性を

「社員は経営者に近い視点で

見ることができているか」、

という点です。

経営者の事業構想に、一体

どんな視点から見て反対しているのか?

社員は単に

「今までやったことのないことをやるのは面倒」とか、

「可能性はあるけど、前例がない、危険だ」とか、

「この投資に失敗したら給料出るのか?」とか、

過去経験〜現場視点で見ている可能性があります。

また、

「その事業構想だと営業が大変になるから、

責任取らされ、損だ」とか、

「数字が上げにくいから、

ボーナスが下がる」とか、

「今でも納期が大変なのに、

新製品の製造は組めない」など。

自分や自分の部署の都合だけで

反対している可能性もあります。

しかし、経営者は

・過去ではなく、常に未来視点に立って、

・部署最適ではなく、全社経営の視点で、

ビジョン実現に向けて思考し、行動しています。

経営ですから、当然リスクはあります。

当たり前です。

しかし、社員にはこの感覚がない・・・。

だからこそ、

経営者と完全に同じとはいかないまでも、

社員は、経営者に近い視点に立つ

「努力」をしているのか?

・・・ここが大切なポイントです。

そのリスクを正しく理解せずに、

自己保身的・部分的な視点で反対し、

また、周りが反対しているから

それに合わせている、というのが本音であれば、

それは他責にしているだけの依存型姿勢であり、

ただの「わがまま」と言わざるを得ないです。

そのようになっている可能性を

見抜かなければなりませんね。

では、この「視点の違い」を改善するには、

どんな対策が必要なのか?

対策には3つあります。

1・社員教育

(経営やマネジメント・計数での把握、判断ができる最低限の知識)

2・今の延長線上の未来ではどうなるか?

(対話やミーティングの機会を増やす)

3・理念・ビジョンの浸透

(なぜ、この事業をやるのか?どんな理想像を目指しているのか?)

・・・この3つの対策を進めることです。

逆にいうと、

この3点に対しての社内の取り組みがなければ、

社員も経営的視点からの判断材料がなく、

結果、

「感情的、感覚的に反対するしかない」

「自己保身のため、周りに合わせるしかない」

・・・とも言えますよね。

ここまで読んでいただいて、

ありがとうございます。

この3つの対策に関しては、

次回お話ししていきます。

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株式会社トゥルーチームコンサルティング
代表取締役/一般社団法人 自走式組織協会 
代表理事
吉野 創(よしの はじめ)
http://true-team.com/
Eメール:info@true-team.com
住所:東京都新宿区西新宿7-2-5 TH西新宿ビル6階
TEL:03-6869-4522
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