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コラム
【第11話】自分の成長を描く~組織を持続的に成長させる方法
2017.05.05
経営には意思があり、目的があります。
それは多くの場合、会社の経営理念に記され、概ね3つの柱で構成されています。
・顧客の利益
・社会貢献
・従業員の幸福
この、経営理念を実現することが会社に集った社員の使命となるものです。
そのため、「その先に、将来、どんな会社を実現するのか。」ここを経営者は考え明確に示し続ける責任があり、一方で、社員はこの理念を実現することに共感した場合、
「そのために、どんな自分に成長を遂げるのか?」を主体的に考えていく責任があります。
自分自身の目的目標、そして会社の目的目標に軸を合わせ、
今の自分を目的から客観的に振り返ってみたときに、現在地との「ギャップ」が見えてくる。
問題は、そこに、自分の意思をもって「いつまでにこうなる」と決め切るかどうか。
「自分が今できること」や「得意な分野」に偏ることなく、成長目標を設定することができる社員が、組織にどのくらい存在しているでしょうか?
社長や上司から言われたから目標を設定する、というレベルではまだまだ不十分。
自分で「成長する理由」を明確に持ち得なければ、内発的に目標を設定する、というレベルにはなり得ないでしょう。
自分自身の「成長する理由」を自覚し、その上で人間として正しく生きる基礎作りができた後は、「より多くを与える」ためにも主体的に成長努力をする人材となるステップに進化していくことが望まれます。
では、どうすればそのような人材になるのでしょうか?
そのポイントは、以下の3ステップを、「主体的に」実施できるようになることです。
1・成長目標を具体的に設定する
・・・「こうなりたい」という目標ならば多くの人が設定できる。しかし、その「実行プロセス」を設定できるかで差が出る。
2・実行プロセスの「始めの一歩」を設定する
・・・100Kgのバーベルを上げるようになるには、「日々どんな筋トレが必要か」を設定できるかということ。
3・継続する
・・・直ぐに結果は出ないもの。それでもやり続ける精神力・忍耐力・自律心が必要だが、それを裏打ちするために成長した時のイメージ(ビジュアル)を描くことと、自らを信じる「自信」を持ち続け、自分で自分を鼓舞することが欠かせません。
しかし、人間は弱いもの。
だから仲間で、目的目標を共有したチームで共に切磋琢磨し成長する環境が必須になるのです。
「チーム」に成るには、心を一つにするきっかけ、経験がなければ難しい。
そのために、年に何度か目標設定と行動計画を設定(修正)する機会を必ず設けるようにしましょう。
そして、その際には社内の会議のような雰囲気ではなく、合宿形式で実施し「心の絆」を深めることが重要なのです。
社員がお互いに支え合える関係を構築することが、実は持続的成長の要点なのです。
あなたの会社は「心の絆」を作る機会を「仕組み化」できていますか?
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株式会社トゥルーチームコンサルティング
代表取締役/一般社団法人 自走式組織協会
代表理事
吉野 創(よしの はじめ)
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