【第48話】企業のモデルとなる企業

Illustration of a long, winding stairway leading to the clouds. Could represent a career, success, a journey, or going to heaven.

今日は、

これから伸びていく企業モデル像とは一体何か?

ということについて、考えを整理して見たいと思う。

 

 

 

  • 企業は何を目指すのか?

 

多くの企業は、3年後、長くて5年後くらいまでは考えているが、

10年後とか、30年後、ましてや100年後を考えている企業は少ない。

 

 

「10年立てば世の中が変わる。

わからないものは予測して計画なんか立ててもしょうがない」

 

・・・とは、ある経営者の弁。

 

確かにそういう意見もある。

 

 

しかし、私は、この理由の背景には、

 

「未来を描くには、実現可能な根拠がなければならない」という、

ある種の固定概念があるのではないかとも考える。

 

 

根拠がなければ未来が描けないなんてことはない。

 

理想像を描いて、そこに向けて努力をするからこそ、

そこに近づく可能性が残るのではないだろうか?

 

 

継続して、日々努力する中で、

理想像が実現する可能性は存在し続ける。

 

 

ところが、「理想像」を描かずにいると、

今の事業の生産性を高めていこうとするだろう。

 

今あることを「より効率よく」の延長線上で、

一見、堅実で、良い方針のように見えるのだが、

 

 

・・・実は、現場においては、

「効率化という名の価値の劣化」が起きるようになる。

 

 

 

それはなぜかというと、

 

人間は、いろいろなことを「省こう」

「なるべく楽にしよう」としてしまう傾向が強いからだ。

 

楽して、早く、サービスを提供できるようになっても、

そこに「顧客にとってのプラスの価値」を生んでいなければ、

 

顧客視点で見たら、

価値を感じなくなっていく可能性がある。

 

顧客は、価値を感じなくなった場合、

多くは黙って去っていく。

 

 

理想像を意識することが仕事の中でなければ、

日々の仕事を「効率よく(楽して)」繰り返すことが目的になり、

 

人間は、「自分を守ること」「楽すること」に流されていきやすい。

 

 

10年後、50年後、その先の会社の姿を、

あなたはイメージしたことがありますか?

 

 

(※よかったら、あなたの会社の「理想像」をメールにてご意見を

お寄せいただければ嬉しいです。コラムでテーマとしたいと思います。)

 

 

 

 

 

  • 理想像を掲げる意義とは

 

このような、不確実で、非現実的な要素も含まれる、

「理想像」を掲げる意義はあるのだろうか?

 

 

それには、企業の究極の姿とは?
というものを、どういう風に考えたらいいのか?

 

ということから紐解いて考えていく必要があると思う。

 

 

企業30年説という説があるが、

30年以上成り立っている企業は多く存在する。

 

これには、何か根拠がありそうで、ない。

 

実は、企業は、理念さえしっかりしていれば、

30年以上、もっと永い間続いていくものではないか。

 

永く続くということは、

いつの時代も普遍的に人々に受け入れられ、

必要とされる、

 

「普遍的な価値」を提供していく、ということだ。

 

 

その「普遍的な価値」とは、何なのだろうか?

 

 

 

・・・それは、

 

 

 

「人の幸せをつくり続ける」

 

ということではないだろうか。

 

 

 

  • 手法・マニュアルに、普遍的な正解はない

 

例えば、数字などの「結果が出さえすればいい」というのが、

今までの経営学なのだが、それが普遍的価値ではなかった。

 

なぜならば、

結果が出ることが企業の究極の目的と考えると、

 

それで病気になったり、心を病んだり、自殺者が出たり、

と言ったことが起きているからである。

 

人を不幸にしているのである。

 

 

 

我々も、はっきりと「何が企業の目指す究極なのか?」

ということを決めて、企業の相談に乗ることをしていかないと、

 

こちらも「目先の結果を出すこと」に軸がぶれてしまう。

 

 

目先の結果や、目先の効率だけを取るんだったら、

その方法論や手法を教える人は世の中にいっぱいいる。

 

それで、人を不幸にしていたら本末転倒。

 

 

 

しかし、目先の結果を出すにも手法に正解はない。

正しい手法を用いても、結果が人によって違う。

 

一つの理論で、あらゆるものに通用するかと思うと、

実はあるところまでは通用するのだが、

 

結果を出そうとすると、

結局その会社ごとのやり方とか独自のものを

 

意図して、社内に作って行かないといけない。

 

 

それは、「企業文化」と呼ぶべきもの。

 

 

マニュアルは、

単に最低レベルを合わせるものであって、

 

マニュアルを用いるスタッフの視点の高さが

結果に影響を与えていく。

 

 

自社視点でマニュアルを用いるスタッフであれば、

お客様が感動することはないが、

 

顧客視点でマニュアルを用いるスタッフでは、

同じことでも感動を提供できる。

 

 

マニュアルを超える「企業文化」に着眼しなければ、

社会の成長、価値の多様化に対応できなくなってきていると思う。

 

 

  • 企業の崩壊は、いつも内部崩壊

 

企業の内部崩壊とは、人の意識の崩壊。

 

それは、「効率化という名の、価値の劣化」である。

 

マンネリ化とか、悪い習慣が

企業の成長の障壁になって行く。

 

 

だから高い理想を常に掲げて、

いつも何かに挑戦していき、

 

そこでの失敗含めて経験から

学び成長して行くことが、

 

そこで働く社員の姿勢のベースになければ、

企業は成長が止まる。

 

 

見えないところから

内部崩壊が始まっていく。

 

 

企業が目指すのは、「皆が幸せになる社会」。

 

そして・・・ここが大切なのだが、

 

この「皆が幸せ」っていう状態を全員が定義できて、

イメージできている状態を作る必要があるのだ。

 

 

それは、幸せとは、

 

ただ、単純に「生活が保障され、給与がもらえる」、

ということではないのだということを、

 

職場で考えていく機会を定期的にとるなど、

意識とベクトルを合わせていく努力が必要だと思う。

 

努力を継続するか、

継続しないかの違いである。

 

 

人は、意識しないと、自己保身に

流されていきやすいからである。

 

 

 

  • 「生活が保障され、給与がもらえる」を社員の幸せと捉えた企業は大体ダメになる。

 

会社として、特に高い理想像を掲げることもなく、

 

日々の仕事の繰り返し、

「給与をもらうこと、休みをもらえること」が目的になると、

 

必ず人は楽しようとして

「効率化という価値の劣化」を習慣化する

 

それが、企業文化を形成する。

 

 

「楽な仕事」を優先して行くと、

他人のことを考えなくなって、自己中心的になって行く。

 

そうなってくると、

お互いに無関心な職場になり、

 

自分が楽することしか考えない、

自分のことをするためだけの集団になり、

 

組織がダメになって、お客様から選ばれなくなる。

 

 

 

 

結局、企業文化が

何を幸せと定義しているかが大切だ。

 

 

企業や職場で人が成長して、

常に学びがあって、成長して人の役に立つ。

 

 

今よりも、さらにプラスの価値を生み出そう

という企業文化が重要になる。

 

 

・・・それには、相当の努力が必要で、

 

「困難なことがあっても、仲間と乗り越えていく、

でも、それが幸せ」

 

と思える人たちの集団を作るのが

これから企業が目指す方向性だと思う。

 

 

 

(※よかったら、あなたの会社の「理想像」をメールにてご意見を

お寄せいただければ嬉しいです。コラムでテーマとしたいと思います。)

 

 

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2018年09月25日
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