【第63話】経営の目的の変化とは

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前回までで、

自走式組織(R)、つまり、一言で言うと

「社長が指示しなくてもビジョンに向かう組織」形態が、

 

なぜ、今更に求められているのか?

 

その理由を、時代背景から、

3つの視点で説明してきました。

 

1・人の仕事に対する価値観が多様化

2・本質的な働き方改革に有効

3・経営の目的の変化

 

の3つの視点です。

 

 

今日は、その3つ目、

「3・経営の目的の変化」について

解説していきます。

 

 

企業経営の目的、と聞いて、

あなたは何を真っ先に思い浮かべますか?

 

・・・おそらく、「利益」と答える人が

多いのではないでしょうか?

 

 

では、その「利益」を生み出すために、

最も大切なものは何でしょうか?

 

ともかく、

それには「売上」を上げなければならない。

一見、これは当たり前のように聞こえます。

 

・・・でも、本当にそうでしょうか?

 

私はこれを「売上至上主義」の弊害

と呼んでいます。

 

今は、「低成長の時代」と言われます。

低成長の時代は、売りに行ってもなかなか売れません。

 

それでも、売上を追求する売上至上主義だと

社員が疲弊していきます。

 

人が疲弊し、せっかく採用した人材も

育たず辞めていくほかないなど、

 

致命的な結果につながるケースが増えています。

 

 

でも、売上至上主義には、

「売上を上げれば、利益から、

社員のお給料が払える。」

 

「だから、売上をあげろ」という

理由があります。

 

これは、社員の幸せを思う

経営者の1つの思いには他なりません。

 

・・・しかし、それだけでは、

もはやうまくいかない時代です。

 

 

この背景には、「会社と社員の目的の違い」が

そもそもあります。

 

会社の目的は「売上・利益」かもしれませんが、

社員の目的は「自分や家族の利益」となっていないでしょうか?

 

社員は、会社の売上利益に対して、

自分が頑張ることが必要だとは分かっていますが、

 

自分が大切にしているものを

すり減らしてまで働くことには

意味を見出せなくなっているのです。

 

会社と社員の目的が別々であれば、

その会社は「労使関係」のまま、

ベクトルが揃わず、自走式組織にはなりえません。

 

ところが、

 

会社と社員の目的が同じ、

である場合も考えられます。

 

それは、経営の目的が

会社の目的は「社員の幸せ」、

社員の目的は「自分や家族の幸せ」となっている場合です。

 

目的が同じ場合、

「労使関係」→「同志関係」の会社に変化し、

ベクトルが揃い、自走式組織になります。

 

会社と、社員の重ね合わせるものを

経営の目的としなければ、

 

資金やマンパワーに限りのある

中小企業は経営できない。

 

 

私は、これを新しい経営の軸、

つまり、「新機軸」の経営と呼んでいます。

 

・・・次回に続く

 

 


 

 

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2021年01月11日
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