【第23話】社員が仕事をサボる本当の理由

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日々、様々な経営者の相談を受ける中で、

「社員は、管理しないと仕事を怠ける、
サボるものだ。」と、話す社長がいる。

 

 

こんな時、私は、

「そもそもなぜ、さぼるのだろう?」

などと、社員の気持ちになって
その本質を考える癖がある。

 

 

「だって、できれば仕事したくないでしょう・・・」

 

 

でも、それは、本当のことなのか?

世の中には、仕事を楽しんでいる人、

使命感に燃えて、
楽しく仕事をしている人もいる。

そんな経営者や、
社員さんにも多く出会ってきた。

 

・・・一体、
どこが違うのだろうか?

 

 

それは、

***************************

「仕事に対する考え方」
の違い。

***************************

 

「仕事は辛いもの」と定義するか、

「仕事は楽しいもの」と定義するか。

 

この、「仕事観」の違い。

 

 

なぜ、仕事観に差が出るのだろう?

仮説としては、

今までの人生で、
「仕事の楽しさ」を教えてこられなかった
のではないか。

 

中には、顧客との関わりの中で、
楽しいことや、嬉しいことも、あったろう。

 

しかし、
そんな話をしても

先輩たちは皆、
関心ない様子で聞き流し、

「仕事はキツイ、給料のため、
しょうがなくやっている」

「休みたい、サボりたい、・・・」

「こんな安月給でやってられない」

「うまい話があれば転職したい」

などといったことを、
毎日つぶやいていた、とか。

・・・若い頃からこんな環境で仕事をしていたら、
同じような「仕事観」になってしまうのも無理はない。

 

 

彼らは、「なるべく楽してお金が欲しい。」
という願いを叶えられることのないまま仕事をしている。

 

 

しかし、この願いは、
なかなか満たされない。

だから、不満を常に抱えながら仕事をしている。
表情に、そんな影が落ちていく。

 

 

・・・しかし、よく考えてみたら、

あなたが顧客の立場だったらどう思うか?

「楽して、お金をたくさん欲しい」

と思っている人に、
仕事を頼みたいと思うだろうか?

 

そんな自己中心に偏った仕事観で仕事をしている人に、
気持ちよくお金を払おうという気持ちになるだろうか?

 

 

なるわけがない。

いたとしても少数だろう。

 

 

さらに、

今の世の中、
ものやサービスが溢れている。

その中で、
消費者、顧客の目はますます肥え
厳しくなり、

目に見えない「心」が透けて見えるほどに、
敏感になっていることを忘れてはいけない。

 

 

自社視点に偏った、
気持ちの入らないサービスには、

顧客は明確に「No」を突きつける。

 

 

結果として、
そんな仕事観であれば、

顧客は気づいて、
その会社のものやサービスを選ばなくなっていく。

 

やがて、業績数字に現れてくる。

 

 

 

以前、
あるコンサルティング依頼を受けた会社で、

状況確認のため、
ある中堅の営業マンと面談した時のこと。

 

その営業マンは、
口を開けば、売れない理由を並べるだけ。

「競合がどうの」

「うちの製品がどうの」

「安くないと売れない」

あげくには

「不況だからダメ」

「客の質が悪くなった」

・・・と、
全てにおいて他責にする始末。

 

 

・・・よく、今まで、
クビにならずにいたものだ。

 

 

・・・しかし、まてよ、
ということは、

このような考え方の社員が、
仕事しやすい環境、そういう「社風」なのだ。

 

 

・・・この会社の、
売上減少の原因はここにある。

社員の、「仕事観」がずれている。

 

 

商品は悪くない。
ここを直せば、やがて業績は改善に向かう。

・・・と、いうケースがあった。

 

 

やはり、大切なことは、
「仕事に対する考え方」。

 

 

そこがずれると、
顧客から徐々に選ばれなくなっていく。

競争が厳しく、
経営環境が厳しくなればなるほど、

今までお取引のあった顧客が、
或る日突然、
競合に鞍替えし、「No」を突きつけてくる。

 

 

社長は、このリスクを考え
「仕事観」を揃える努力を怠らないことだ。

あなたの会社では、
社長が正しい「仕事観」を定義しているか?

また、その「仕事観」の共有、浸透に、
どのくらいの時間を投資しているか?

 

社員や部下に、
「仕事の楽しさ」を教え、
経験させる仕組みを構築しているか?

 

社員が仕事をサボるのは、
その「仕事観」がズレているからであり、

 

「仕事観」がズレているのは、

元をたどれば、あなた自身の仕事観の反映かもしれない。

 

 

 

 

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2016年07月14日
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