【第41話】こんな上司の元では働きたくない

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 今回は、先日のセミナー後の個別相談より。

 

「ヨシノさん、2年目の社員から退職の相談を受けました。話を深く聞いてみると、どうやら上司の対応に原因があるようなのです。」

 

その上司にも、聞き取りをすると、「ただでさえ仕事は忙しいのに、部下の育成は正直、面倒で後回しにしていました」・・・とのこと。部下の相談には親身に対応せず、信頼も尊敬もできない、こんな上司の元で働きたくないという思いが募っていたようです」という相談でした。

 

 

このような相談を聞くと、

「とても勿体無いな・・・。」と残念な気持ちになります。

 

 

「今の新人は、辛抱ができない」とか

「育成できない上司が悪い」ということではありません。

 

 

せっかく採用した人材が、

「人材育成の仕組み」がないために、

 

その上司任せとなってしまい、

結果として、流出してしまったのです。

 

 

 

退職する本人も、誰も喜ばない。

残念な結果であると言わざるを得ません。

 

 

 

しかし、このようなケースは近年とても多くなってきています。

 

 

 

最近では、特に中小企業において

人材確保がシビアな経営課題の筆頭です。

 

 

採用そのものが難しい時代、

社員の離職をあらゆる手段で防止しなければ、

 

将来、経営が成り立たなくなる可能性すらあるのに、

いかに多くの企業がその対策が後手になっているか。

 

 

採用した社員育成の取り組みはその社会的な必要性を

増してきていると言えるでしょう。

 

 

 

ところが、

その社員育成を、「仕組み」として

しっかりと構築できている会社は少ない。

 

 

社員教育を社内で実施はしていても、

その教育は、単に「仕事のやり方」に終始している。

 

仕事に必要な「知識や技術」に終始している。

 

 

確かに、それも必要であることに間違いはありません。

 

しかし、

「人間は、物事に意味を求める生き物」だという言葉があります。

 

 

この仕事をやる「意味」や、

社会における「役割」というもの。

 

 

その仕事をすることで、

私たちはどんな価値を提供しているのか。

 

 

今の若者は、

そのような「働く意味」を求めている、

と現場で感じることが多い。

 

 

「私たちは、何のために働くのか?何のために生きるのか?」

 

 

先日、ある会社の新人研修で聞いてみると、

このようなことが、家庭や学校では教えてくれることはなかったと言います。

 

 

昨年、出版された大ベストセラーは、

「君たちはどう生きるか」吉野源三郎  ()

 

 

先日の日経の記事では

200万部を超え、その読者の3割は若年層だそうです。

 

こうなると、福沢諭吉の「学問のススメ」以来の国民書、

と言っても過言ではないですね。

 

 

 

「働くこと」「生きること」に対する問いかけ。

 

 

このような、根源的な問いに対する答えを、

多くの人、特に若い世代が求めているのだと思います。

 

 

 

・・・上司が、会社で、仕事の中で、その姿勢で、

教えていくことが求められているのです。

 

 

 

この傾向はますます顕著になると見ています。

 

 

 

上司の世代の方々が、学び、勉強し、

自分の仕事に意味を見出せなければ、

 

本当には意味を部下に伝えられるはずもないのです。

 

 

その考え方や姿勢を共有する中で

教えていくことが「社員教育」の土台になければ

 

 

せっかく就職しても仕事に意味を見出せず、

仕事の種類、業種や業界、好き嫌いで

 

去っていく若者は減らないのではないかと思います。

 

 

 

今の時代、

上司は何を教えていくべきなのでしょうか?

 

 

上司の立場にある人は、

部下の育成をどう考えていけばいいのか。

 

 

・・・生きることや、働くことの本質を見極めて、

上司の姿勢を意図的に高めていく取り組みが必要です。

 

 

しかし、この取り組みは

考え方と姿勢の自己変革ですから、

 

単発的な取り組みだと一過性で終わります。

 

 

社内にそのような仕組みを作り

継続的な取り組みの中で初めて高まっていくものだと思います。

 

 

 

あなたのチームや、組織、

会社では、社員の採用・教育の前に、

 

まず「育成者の育成」ができているでしょうか?

 

 

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2018年03月25日
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